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歯科経営
2021年11月30日

マーケティング・ヒント「ホームホワイトニングのネット販売との違いを説明しよう」

 Amazonでホワイトニングキットとして、オパールエッセンスの20%ジェル、熱可塑性のマウスピース、ティオンまで販売されています。歯科医院での施術価格は、2万円~3万円ですが、ネットで購入すれば13,000円でキットがそろいます。患者さんから、「ネットで購入して自分でホワイトニングをするのと、歯科医院で施術してもらうのとでは、何が違うのか?」と質問を受けたときの対応を考えておく必要があります。
 ネット通販のものにはいくつか問題点がありそうです。例えば、簡単なマウスピースではホワイトニング薬剤を溜める部分がないため、すぐに流れ落ちてしまう可能性があります。また、形態によっては歯茎に薬剤による炎症が起きる可能性があります。さらに、初期のカリエスや歯周病があった場合に、激痛が生じる可能性もあります。そして、処置中に前歯がまだらになる可能性もあります。これらの問題点を患者さんに分かりやすくお伝えして自医院での処置に誘導していきたいところです。そのために、説明を工夫しておきましょう。
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スタッフ「それではホワイトニングをご説明しますね。何かお知りになりたいことはありますか。」
患者  「これは保険で出来ますか?」
スタッフ「いいえ、残念ながら保険はききません。」
患者  「そうですか…。いくらぐらいかかるのですか?」
スタッフ「当院では税込みで3万3千円です。これはかなりお得なお値段だと思います。」
患者  「ネットで1万数千円でホワイトニングキットを販売していますが、どう違うのですか?」
スタッフ「はい、ネット通販のホワイトニングキットとの違いをご説明いたしますね。
① 基本的には同じ薬品ですが、歯科医院で使う薬剤と濃度が違います。歯科医院で使用するものより成分が弱いので、思い通りに白くならなかったりすることがあります。
② また、ホワイトニングは薬剤によって歯を漂白するので、薬品による刺激がおきることがあります。また、お口のなかに自分では気づかないむし歯や、歯周病があった場合、激しくしみたり、痛みが出ることがあります。このため、歯科医師に診断してもらい、むし歯や歯周病を治してから、ホワイトニングを開始していただきたいのです。
③ ネット通販のホワイトニングキットは、市販のトレーを使って自分でマウスピースを作るのですが、ぴったり歯に適合させることが難しいので、薬品によって歯茎が刺激をうけて損傷する危険があります。歯科医院ではきちんと型取りをして、薬剤が一定時間滞留する形態のマウスピースを使うので、ホワイトニングの効果も安全性も違ってきます。
④ 歯科医院で歯科医師と相談しながら進めていくことで、安全にご自分にあったホワイトニングを進めることができるのです。」
患者  「よく分かりました。確かにこちらでしたほうが安心ですね。」
スタッフ「そうですね、次にご来院されるまでにお決め下さい。分からないことがあれば、いつでもお電話して下さいね。」
※転載転用を禁じます
                                         以上

執筆コンサル

木村  泰久

木村 泰久

(株)M&D医業経営研究所
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