医業経営とコンサルタントの情報をまとめて検索できるサービス
コンサルタントの方はこちら

コンサルプラス

  • 認定登録 医業経営コンサルタントとは?
  • ご利用方法
  • 無料相談
  • HOME
  • コンサルタントの方はこちら
コラム検索
年度
対応分野

病医院経営の今をお伝えするコラム

その他
2026年08月10日

病床機能報告をミクロ分析する ② (病棟別臓器別の手術数・全身麻酔手術数と割合)

執筆した医業経営コンサルタント

池田 和明

池田 和明

池田和明
プロフィールを見る

新たな地域医療構想策定に向けて、2026年診療報酬改定では、急性期医療機関に全身麻酔手術数が一定数求められることになりました。そこで、病床機能報告から自院の立ち位置を確認してみてはいかがでしょうか。

最初に、急性期機能を持つA病院の病棟別臓器別の手術数と全身麻酔手術数を纏めてみました。(上図を参照) Excel票は病棟票の様式1と様式2を繋げて加工したもので、手術数等の診療実績は、月別の数値で示しています。
「赤色セル・白色文字」の列は、私が計算式を入れて挿入したもので、その意味合いを以下に紹介します。
・手術係数 = 手術総数 ÷ 稼働病床数
・全身麻酔手術係数 = 全身麻酔手術総数 ÷ 稼働病床数
上記の2つの係数は1ヶ月間の1病床あたりの実績で、手術に係る急性期度を表します。

その手術係数(=1.11)と全身麻酔手術係数(=0.53)はいずれも高値を示すことから、A病院は高い急性期機能を持つことが解ります。特に消化器外科が主に使用する「本4ハイケア病棟(入院料:ハイケアユニット1)」の病棟では、高頻度に手術(1病床あたり9.69回の実績)、全身麻酔手術(1病床あたり9.48回の実績)が行われていることが解ります。

次に、A病院の実績を東京都全体のものと比較してみます。(下図を参照)
左のグラフは、東京都の全病院合計の臓器別の手術数・全身麻酔手術数と割合を表しています。横軸の臓器は、全身麻酔手術数(赤色の棒グラフ)の多い順に左から並んでいます。右のグラフはA病院のもので、こちらの横軸も左のグラフと同じ順で臓器が並んでいます。

ここで、2つのグラフの“形”を見てみます。赤色の棒グラフから、A病院では、「筋骨格系・四肢・体幹」の全身麻酔手術が少ないことが一目で解ります。また、青色折れ線グラフに注目しますと、「心・脈管」と「神経系・頭蓋」の全身麻酔手術割合が低い値となっています。一方、「腹部」と「耳鼻咽喉」の領域で強みを発揮していることが解ります。

今回は、A病院と東京都全体のものを比較しましたが、地域の競合する医療機関やベンチマーク病院と比較することで、自院の立ち位置に加えて、方向性や戦略までもが見えてくるかも知れません。


コンサルプラス登録コンサルタント 所在地別一覧
  • 北海道
  • 東北
  • 信越・北陸
  • 関東
  • 東海
  • 近畿
  • 中国
  • 四国
  • 九州
  • 沖縄
公益社団法人日本医業経営コンサルタント協会
  • ご利用規定
  • 運営団体について
  • 個人情報保護に関する取り扱い規定
  • お問い合わせ

Copyright © Consul plus All Rights Reserved.